こんにちは。いずみです!
キッチンが古くなってきたから取り換えたい…
だけど、調べれば調べるほど混乱してしまいませんか?
キッチンをリフォームする時に決めることは様々あります。
色、形、機能、メーカー、グレード…自由度が高すぎてかなり迷ってしまいます。
でも正解がわかりにくい~。
キッチンリフォームの費用は高額になりやすく、気に入ったキッチンが予算に合うかどうかがとても重要です。
そこで今回はキッチンリフォームやシステムキッチンについてお伝えしたいと思います!
キッチンリフォーム費用や価格相場、費用を抑えるコツについても調べてみましたので併せてご覧下さい!
愛着あるキッチンをリフォームする!?
使いづらい、汚れているなど、不満も多いキッチンですが、大切な家族の思い出が詰まった場所でもあります。
古いキッチンだけど愛着があって、キッチンリフォームをためらってしまう人もきっといらっしゃると思います。
他にも、キッチンは排水管や換気扇、オプションの食洗機や収納とか決めることが多くて選ぶのが億劫になってしまうことも。
でも家族のスタイルが変化すれば、その時々で快適なキッチンも変化していきます。
家族の人数が減っているのに、広すぎるキッチンは不便だったり、反対に食べ盛りの子どもがいれば大きなキッチンでお料理したいという希望もあります。
キッチンリフォームについての正しい知識を習得すれば、安心して一歩踏み出せます!
では、まずはキッチンリフォームのメリットとデメリットについて見てみましょう!
キッチンリフォームのメリット・デメリット
今の生活スタイルや好みに合わせたキッチンに変えられるというのはキッチンリフォームの大きなメリットですよね。
例えば育児中のファミリーの場合は、対面式キッチンにリフォームすることで、キッチンで調理や片づけしながらリビングダイニングの子供の様子を見れるようになります。
一方で高齢者が使う場合は、調理台の下部を空けて椅子に腰かけても作業できるようにリフォームすると身体への負担が少なくなります。
他にも、キッチンは高齢者による火災発生が多い場所ですが、加熱調理機をIHクッキングヒーターにリフォームすることで袖口に引火して火事を起こすリスクを避けられますし、ガスコンロにでも立ち消え安全装置のついたタイプを選べばぐっと安全性が高まります。
キッチンリフォームは、リフォームの費用だけじゃない部分にもお金がかかってしまいがちです。
でも、最新の省エネな設備にすることで減税や補助金を受けられることもあるんです!
補助金等は自治体によるからぜひ自治体に確認してみて下さい!
キッチンリフォームするタイミングはいつがベスト?
キッチンをリフォームするメリットとデメリットがわかったところで、どういうタイミングでリフォームするのがベストなのかを考えてみましょう。
それなりに費用が掛かるので、時期をしっかり見定めておきたいですよね。
キッチンリフォームするのに適した時期を考えるうえでのポイントは2つあります。
- キッチン本体や周辺設備の劣化が著しく進んだ時
- ライフスタイルが大きく変わった時
「キッチン本体や周辺設備の劣化が著しく進んだ時」については、下記ポイントをチェックしてみてくださいね。
チェック項目がある場合は、キッチンリフォームを検討する時期と言えそうですよ。
- シンクや水道の水漏れや異臭がありませんか?
- 排水管の詰まりや異臭がありませんか?
- キッチンの材質の著しい傷みがありませんか?
- 換気扇の動作が正常ですか?
- 修理してもまた同じ個所が破損しませんか?
「ライフスタイルが大きく変わった時」にもキッチンリフォームを検討してみるのもいいですね。
まだ使えても、台所に立つ頻度などを考えるとリフォームしてすごく快適になったりもします。
では、朝起きてから家にいる時間のうち、キッチンで過ごす割合って平均してどれくらいだと思いますか?
食事の支度、片付けはもちろん、それ以外も何かとキッチンにいる気がする・・・。
某メーカーの調査によると、キッチンに滞在する時間は起床在宅時間の22.4%(1週間の平均)を占めているそうです!
お風呂とかトイレよりずっと長い…。
それだけ長時間を過ごす場所であるので、ライフスタイルの変化に合わせてキッチンをリフォームするってことは、日々ストレスなく快適に過ごすための環境作りと言えます。
逆に言うと、ライフスタイルが変わったのに無理して現状に合わないキッチンを使用し続けることは、日々不便さやストレスを感じながら過ごすことに繋がってしまいかねません。
子育てしているお母さんが対面式でないキッチンを使っていると、子どもを見守れない分「子供は安全に遊んでいるのかしら?」って不安を抱えながらキッチンにいるということになってしまいます。
他にも、年配の方が自動消火機能のついていないガスコンロを使っていたりすると、家族は心配になってしまいます。
キッチンリフォームして現状に最適な暮らしをするっていうのは大切なことなんですね。
キッチンリフォーム 見積を取る前にやるべきこととは?
キッチンリフォームすると決めたら気が変わらないちに業者に見積依頼!
ちょっと待ってください!!
見積依頼する前に「リフォーム計画書」を作って予算や自分たちの希望を整理して業者に伝えることで、より現実的な見積を手に入れることができるから作成するのがおすすめです。
もちろん、全ての希望を叶えることはなかなか難しいので、譲れない部分や優先順位も決めておくと良いですね。
- 予算はいくら?金額を具体的に決めよう!
- どのようなデザインにこだわりたい?雑誌の切り抜きなどを集めてイメージを作ろう!
- 必ず付けたい設備はなに?キッチンのカタログなどで下調べをしよう!
リフォーム時に図面があれば住まいの正確な寸法や壁の中の配線などがすぐに分かるみたいです。
もちろん家の図面がなくてもリフォームはできますから安心して下さいね。
ただ図面がないと見積に時間がかかる場合があるのと、住まいの構造上の制約等に事前に気付かずに後で「こんなはずじゃなかった!」と嘆くケースがあるみたいなので注意が必要です…。
その場合はリフォーム業者にしっかり現地調査をやってもらった方がいいですね!
リフォーム計画書の次に、「キッチンリフォーム施行例一覧」も作っておくと役に立ちますよ。
これも簡単で、Webや雑誌で「これいいな」と思ったキッチンリフォームの写真をノートにコラージュしていくだけです。
イメージが出来てから見積依頼すればリフォーム業者にも希望が伝わりやすいから、難しいと思っていたキッチンリフォームがスムーズに進みますよ。
いま主流のシステムキッチンとは?
リフォーム計画書が出来たらリフォーム業者に見積依頼ですね!
ところでキッチンと言っても色々あるけど、最近のキッチン事情はどんなものなのでしょうか?
各メーカーが自社規格に合わせて、流し台・調理台・コンロ、さらに収納部分までを一体化させて造り上げたキッチンのことですね。
下の図はキッチンへの志向別に見たキッチンの種類です。
オーダーキッチンやDIY等もありますが、この中でシステムキッチン(メーカーキッチン)は、シンプル志向のユーザー向きで、バランスの取れたキッチンと言えます。
引用:インテリア産業協会
システムキッチンはデザインや材質も全体に統一されていて、設置した時に空間に雑多感をもたらさず、機能性も非常によく考え尽くされています。
そのため現在でも住宅建築・リフォームの際にシステムキッチンを採用することが主流になっているのですね。
システムキッチンを採用するメリットはオーダーメイドキッチンに比べて予算を低く抑えられること。デメリットは大量生産品のためオリジナル性に欠けることです。
ただ最近は、各メーカー共にオプションが充実していますので、オプションを上手に使いこなせば、低予算でも満足のいくキッチンリフォームを実現することができます!
システムキッチンのリフォーム費用はどれくらい?
リフォームを考える上で、最も重要な要素の一つが費用ですよね。
そこで、次はキッチンリフォームでの費用相場や内訳についてご紹介しますね。
システムキッチンのリフォーム費用の相場は?
システムキッチンリフォームの費用ってどれくらいかかるのかとても気になりますよね。
システムキッチンの費用は設備機器のグレード、キッチン工事の範囲・複雑さによって変動します。
参考までに、キッチンリフォームの中心になる価格帯は50〜150万円くらいだと考えておくと良いと思います。
例えば、リフォーム内容として最も多いのがシステムキッチンの交換で、スタンダードレベルのキッチンを設置する場合は、50万円前後で施工できます。
ただ、入れ替えるシステムキッチンのレイアウトやグレード、あわせて壁紙や床もリフォームする必要があるかどうかによって費用が上下するので、希望と費用をしっかりと決めておくことが大切ですね。
一般的にキッチンのリフォーム費用は、同じ位置に同じ型の製品を交換するときが最も安くて、キッチンの位置を変える場合に最も高くなります。
キッチンの位置を変える時は、それに付随する周辺工事が発生するから高額になるってしまいます。
相場は戸建マンションは100~150万円くらい。マンションは60~90万円くらいです。
戸建キッチンリフォーム費用の中心価格帯
引用:ホームプロ
マンションキッチンリフォーム費用の中心価格帯
引用:ホームプロ
戸建のキッチンリフォームの方が高い傾向にあるから、そのつもりで予算を組んでおいた方が良いですね。
システムキッチンのリフォーム費用の内訳は?
見積書見ても見慣れない言葉が色々書いてあってちんぷんかんぷんということもあります。
キッチンのリフォームでは設置する設備も種類が多くて、電気・ガス・水道などの機能が集まっているので、工事が複雑になって見積内容が分かりにくいことが多いです。
費用の具体的な内訳が分かったら、予算内でリフォームできるように調整しやすくなるので、次はキッチンリフォームの費用内訳について詳しくご紹介しますね。
1.キッチン本体費用:システムキッチンの商品代です。リフォーム費用の大部分を占めます。(後ほどで詳しく説明します!)
2.解体工事:今使っているキッチンの解体工事です。
3.電気工事:キッチンリフォームに必要な電気工事です。換気扇、手元灯、コンセントの配線などが該当します。
4.配管工事:給水配管。給湯配管。排水配管。食洗器が必要な場合の食洗器専用の配管もこの工事に含まれます。
5.下地工事:大工工事です。キッチンの設置する箇所の下地工事が必要な場合は壁を造作します。
6.キッチン組み立て工事:システムキッチンの組み立てです。キッチンパネル貼りもこの工事に含まれます。
7.廃材処分費・諸経費:キッチンのリフォームで発生した廃材の運搬費、処分費。そして現場管理費用の諸経費です。
基本的には、キッチンリフォームをする場合はおおよそこの内容で大丈夫です。
でも、下記のようなケースは追加費用がかかる場合がありますので、現地調査や見積時にリフォーム業者によく確認してましょう。
■見積時よりもキッチンの状態が悪いことが判明した場合
- 換気扇のダクトが外れている場合
- 床が水漏れで腐っている場合
- キッチンのまわりの壁が腐っている場合 etc
■施主から追加工事の依頼があった場合
- キッチンの壁の収納棚の追加工事を依頼する場合
- キッチンまわりの壁や天井のクロスや床の張り替える場合
- キッチンまわりの壁にコンセントを増やしたい場合 etc
システムキッチンの本体費用は「レイアウト×グレード」で決まる!
キッチンリフォーム費用の大部分を占めるのがシステムキッチン本体費用です。
では、キッチンの価格ってどうやって決まっているのでしょうか?
また、オプションの有無・素材によって差が出るので注意が必要ですね。
レイアウト別・グレード別システムキッチン本体代の目安を下記にまとめてみましたので参考になさってください!
レイアウト/グレード | シンプル | スタンダード | ハイグレード |
I型キッチン | 50万~80万 | 60万~90万 | 70万~120万 |
L型キッチン | 65万~90万 | 75万~120万 | 85万~130万 |
対面式キッチン | 70万~100万 | 80万~130万 | 90万~160万 |
キッチンのレイアウトとはキッチンの形のことです。
ここではキッチンのレイアウトとそれぞれのメリット・デメリットについてご紹介しますね。
I型キッチン
引用:LIXIL
もっとも一般的な型のキッチンで、キッチンの種類、価格帯の選択肢が幅広いのが特徴です。
形がシンプルで場所を取らないため、どのような間取りにも対応しやすいレイアウトです。
■メリット
価格が安い・シンプルで場所を取らない・レイアウト変更が容易
■デメリット
動線が長くなると使いにくい・2人以上で使うと動線が重なるため使いづらさを感じる
L型キッチン
引用:LIXIL
動線が短く効率的なレイアウトで、I型キッチンに次いで多いタイプです。
コーナーの部分はデッドスペースができやすいというデメリットもあります。
■メリット
動線が良く作業が楽・I型より広く使える・レイアウト変更が容易
■デメリット
コーナーがデッドスペースになりやすい
対面型キッチン
引用:LIXIL
近年、人気の高まっているレイアウトです。
特徴は、リビングダイニング側を向いているので家族とのコミュニケーションがとりやすいということです。
ただ配管の状況によっては工事費が高くつくこともあります。
■メリット
見た目が良い・家族とコミュニケーションが取りやすい
■デメリット
広いスペースが必要・工事費が比較的高額
キッチンリフォームの費用を少しでも抑えるために
キッチンリフォームの費用はバーゲンだったり、値引は出来るのでしょうか?
残念ながらキッチンリフォームは「安くしてほしい」と言っても難しい場合がほとんどです。
むしろそこから大幅な値引きを行うリフォーム業者は、そもそもの見積もりがおかしいと考えた方がいいですね。
そうならずに費用を抑えるコツをお伝えしますね。
キッチン自体のグレードを下げる
キッチンのグレードは「シンプル・スタンダード・ハイグレード」があります。
出てきた見積がスタンダードやハイグレードの場合、下のグレードに変更すると費用を抑えることができます。
リフォーム場所を限定する
リフォームというと本体を丸ごと変えるイメージがありますが、キッチンの天板とシンク工事だけを実施することも可能です。
ビルトインコンロや水栓などもそのまま再設置できるので最低限のリフォームができます。このように部分的に不具合のある箇所だけリフォームするというのも手ですね。
ただし、最近は手頃な価格のシステムキッチンも登場しているので、デザインなどにこだわりがなければ丸ごと交換してもあまり値段に差がないということもあります。
展示品・アウトレット品を狙う
新品じゃなくてもいいから少しでも安く購入したいという方は、中古や新古品を検討してみるものアリです。
大手住設メーカーのショールームに展示されていた商品や、旧モデルの在庫処分品が格安で市場に出回っています。
品質は新品同様問題ありませんが、展示品だった場合は本体表面に少々のキズやへこみがあることを考慮した上で購入するようにしましょう。
施主支給
大手キッチンメーカー以外のキッチンを自分で購入・手配してリフォーム業者に施工してもらう方法もあります。
IKEAやサンワカンパニーなどではオシャレなキッチンを比較的安く購入することができます。
ただし、キッチンは1日の中でも使う頻度が高いものですから、万が一故障した時の保証についても確認しておくことが大事です。
販売店などで商品のみ発注して、組み立ては発注しないといった場合はメーカー保証はつきません。
組み立て前の商品は完成品とはいえないため、もし工事業者や自分で組み立て中に不備があってもメーカー側にはその責任がないからです。
減税や補助金を使う
キッチンリフォームが減税対象になったり補助金を使えることもあります。
残念ながら、キッチンのエコリフォームだけで減税される制度はないのですが、「既存住宅を特定改修した場合の税額控除」として窓の改修と、床・天井・壁の断熱工事などを実施すると所得税から工事費の10%が税額控除される制度があります。
また、固定資産税についても、窓の改修とあわせて行う床・天井・壁の断熱工事に対して減税措置があります。
他に、住んでいる地域によって地方公共団体が行っている補助制度が利用できることもあります。
都道府県内または市町村内の事業者が行う工事であることなど要件がありますので、自治体のホームページや役所窓口でチェックしてみましょう。
「知っておこう!!システムキッチンのリフォーム費用と価格相場!」まとめ
キッチンリフォームは他の設備に比べて高価だから、どうしても費用を抑えることに意識が行きがちですが、大切なことはまず「自分と家族がどういう暮らしを送りたいのか」理想の暮らしを見つめなおすことです。
そして理想の暮らしを、リフォームという手段かつ限られた予算内で、どうやって実現していくか考えることだと思います。
一日の中で過ごす時間が長い場所だからこそ、費用面だけでなく今後の暮らしを見据えて検討していきたいですね。
キッチンリフォームは家のリフォームのなかでも特に悩むことが多く、実現するまでに時間がかかってしまいますが、それがキッチンにも愛着や満足度にもつながりますよ。
最後までお読みくださりありがとうございました!