こんにちは。いずみです!
読者のみなさんは、キッチンの照明に満足していますか?
「なんだか薄暗い・・・。」
「照明がおしゃれだったら、気分があがるのに。」
キッチンは女の城。
とにかくおしゃれだったら、毎日面倒なご飯作りでも少しテンションが上がるのではないでしょうか。
今回は、キッチンの照明器具リフォームについてご紹介します。
キッチン照明リフォームをお考えの読者のみなさんへ、「照明器具に関する基礎知識」や「キッチンに必要な明るさ」などの機能的な面はもちろん、「おしゃれに見えるポイント」をお伝えします。
この記事を読めば、リフォーム業者の話が理解できて、自分の理想のキッチンを伝えられますよ!
キッチン照明器具の種類とリフォーム費用
- キッチンライト
- ダウンライト
- スポットライト
- ペンダントライト
ひとつずつご紹介していきます。
キッチンライト
キッチン全体を照らす横長のライトです。
天井に直接取り付けられていて、キッチンをすみずみまで明るく照らします。
簡単に取り付けられるものもありますが、設置するのに工事が必要なものもあります。
基本的にはリフォーム業者へ依頼するのが良いでしょう。
リフォーム費用は8千円~2万5千円。
ダウンライト
天井に埋め込まれているので、スッキリと見える照明です。
ホコリがたまらないので、掃除の手間が省けます。
設置や電球交換するには電気工事士の資格が必要です。
設置をリフォーム業者に依頼すると、費用目安は10万円前後かかります。
ペンダントライト
天井からコードで吊り下げるタイプの照明です。
キッチンに使用する場合は、購入する際にコードの長さを確認しましょう。
コードが長くて目線近くまで来ると、調理台で作業がしにくくなります。
蛍光灯の手元灯を、ペンダントライトを取り付けられるようにするリフォーム費用は6千円~8千円。
おしゃれなデザインの商品が豊富なので、お気に入りの一品を見つけてテンションが上がりそうですね。
スポットライト
天井に取り付け、照らしたい部分をより明るくする照明です。
光の角度や方向を変えられます。
キッチンでは調理台や流し台を照らすと、雰囲気あるおしゃれなキッチンを演出できます。
ダクトレール(一本のレール上の好きな位置に照明を配置できる器具)を取り付けて、複数のスポットライトを取り付けると、おしゃれなうえに十分な明るさも得られます。
<ダクトレール>
ダクトレールを取り付けるリフォーム費用の目安は6千円~2万円。
ダクトレールに取り付ける照明器具を選ぶときは、レールの耐荷重や総ワット数を超えないように注意しましょう。
キッチン照明器具リフォームの基礎知識
- 光束=光源の明るさ・・・単位はlm(ルーメン)
- 色温度=光の色味・・・単位はK(ケルビン)
- 演色性=自然の光の再現度・・・単位はRa(アールエー)
この3つをおさえておけば、照明選びは難しくありません。
では、3つのキーワードについて、ご紹介しますね。
光束(光源の明るさ)
光束は、照明器具そのものの明るさです。
単位はlm(ルーメン)で、光源から発せられる「光の量」を表しています。
数値が大きいと明るくなります。
どのくらい明るいかは、「照度:lx(ルクス)」で表現します。
照度を導き出すには、照明で照らす「面積」が必要になってきます。
照度(ルクス)=光束(ルーメン)÷ 面積(㎡)
よく照明器具の箱には「6畳向け」や「12畳向け」などが書かれていますよね。
「畳」(じょう)は日本人にとって簡単に「どのくらいの面積か」をイメージしやすいものです。
「3,000ルーメンで10平米を照らすと、照度が300ルクスです」と書かれているより、「12畳リビング向け」とて書いてある方がわかりやすいですよね。
家の中の各部屋にも「快適に過ごしやすい照度」があり、JIS照度基準にて推奨照度が定められています。
キッチンの平均的な広さは4.5畳(約7.4㎡)です。
キッチン全体を照らす天井照明で300ルクスの照度を得るには・・・
300ルクス × 7.4㎡=2,220ルーメン
平均的なキッチン(4.5畳)だとしたら、2,200ルーメン以上の光束をもった照明器具を選ぶと良いでしょう。
このような照明器具の適用畳数は、一般社団法人日本照明工業会が定めています。
4.5畳以上のキッチンの人は参考にしてみてくださいね。
<光束と適用畳数>
色温度(光の色味)
色温度は、光の色味を表す基準です。
単位はK(ケルビン)。
色温度が高いほど青みがかった寒色になり、低いほど暖かみのある暖色になります。
色温度により5種類に分かれますが、一般的に照明器具として販売されている種類は3つです。
<色温度の種類>
種類 | 色温度 | 特徴 | おすすめの場所 |
昼光色 | 6500K | 青みがかった寒色系。 良く見えるが、目が疲れやすい。 |
クローゼット |
昼白色 | 5000K | 太陽光に近い色。 くせがない色で、広く使われている。 |
リビング |
電球色 | 3000K | 黄みがかった暖色系。 目が疲れにくい。 |
お風呂、寝室 |
好みにもよりますが、電球色のスポットライトを手元灯に使うとおしゃれに見えますよ。
LEDが普及した現代、照明器具を選ぶときに必ずしも色温度を決めなければならない訳ではありません。
「調色機能」がついた照明器具があるからです。
食材を見たり切ったりするときは昼光色、リラックスしたいときは電球色など変えられるのが嬉しいですね。
演色性(自然光の再現度)
演色性とは、自然の光をどの程度再現しているか数値化したものです。
単位はRa(アールエー)。
Raが高いと、より自然の光に近くなり、食材・食品などはっきりと色が見えます。
キッチンの照明は「Ra80以上」を選ぶようにしましょう。
キッチン照明を選ぶポイントをまとめてみました。
- キッチンすみずみまで見えるように、光束は2,200ルーメン以上必要
- 食材の色を正確に見るために、色温度は「昼白色」がおすすめ(おしゃれさで選ぶなら電球色)
- 明るさもおしゃれさも欲しい人には、「調色機能」がついた照明器具がおすすめ
- 食材の自然な色を見るために、演色性は「Ra80以上」を選ぶ
キッチン照明器具リフォームをおしゃれにする3事例
いろんな種類の照明器具を組み合わせることで、キッチンの雰囲気が変わります。
キッチンの照明リフォームをするときは、まず「好みのキッチン照明の雰囲気」を決めて、業者と打合せしてみましょう!
それでは、事例をご紹介します。
キッチンの王道の【昼白色キッチンライト+お気に入りの手元灯】
平均的な広さのキッチンで光束2,200ルーメン以上の昼白色(自然に近い色)キッチンライトを取り付ければ、あとはどんな照明を取り付けようと明るさで困ることはほぼありません。
キッチンライトはとても優秀で、どうしても手元灯に使いたい照明があるけど明るさが足らない場合には、この方法がおすすめです!
可愛い系おしゃれさんは【ダウンライト+ペンダントライト】
引用:Instagram
ダウンライト1つずつは、それほど光束をもった商品はありませんが、複数つけることで明るさを得られます。
キッチン全体を照らす照明はダウンライトでスッキリと見せて、ペンダントライトで個性的なキッチンになりますね。
かっこいい系おしゃれさんは【ダウンライト+スポットライト】
引用:Instagram
こちらもキッチン全体をダウンライトで照らし、目立つところにある手元灯はスポットライトで個性を出しています。
こんなおしゃれなキッチンだと、テンション上がりますよね。
リフォームしたいキッチン照明器具!費用とおしゃれワザ大公開!【まとめ】
- キッチンライト
- ダウンライト
- スポットライト
- ペンダントライト
- キッチンすみずみまで見えるように、光束は2,200ルーメン以上必要
- 食材の色を正確に見るために、色温度は「昼白色」がおすすめ(おしゃれさで選ぶなら電球色)
- 明るさもおしゃれさも欲しい人には、「調色機能」がついた照明器具がおすすめ
- 食材の自然な色を見るために、演色性は「Ra80以上」を選ぶ
- キッチンの王道【昼白色キッチンライト+お気に入りの手元灯】
- 可愛い系おしゃれさんは【ダウンライト+ペンダントライト】
- かっこいい系おしゃれさんは【ダウンライト+スポットライト】
事例を見ながら「好みのキッチン照明の雰囲気」を見つけておくのはとても大事です。
ワクワクも大切ですが「作業に必要な明るさを得られるか」も重要ですよ。
「照明士」という資格があるくらい専門知識が必要な分野だから、リフォーム業者にもよく相談することをおすすめします。
読者のみなさんのキッチン照明リフォームが、納得いく仕上がりになりますように!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。