こんにちは。いずみです!
キッチンは毎日料理をする場所。
料理は苦手…という方でも、食べ物を出したり、ポットでお湯を注いだりと飲食をする上で、必ず使う場所です。
毎日使う場所だからこそ、お気に入りの空間にしたいですよね。
使いやすくて、おしゃれな空間のキッチンになれば、毎日のお手入れにも気合いが入りそうです!
今回は、キッチンリフォームのコーディネートについて詳しく説明していきたいと思います。
- 【キッチンリフォーム】コーディネートのポイントを5つ紹介
- スタイル別 キッチンリフォーム実例
- カラー別 キッチンリフォーム実例
- 「キッチンリフォーム!コーディネートのコツは?詳しく解説します!」まとめ
この記事をみれば、キッチンコーディネートがさらに楽しくなるかもしれません。
あなたのイメージに合ったキッチンづくりの参考になりますように!
【キッチンリフォーム】コーディネートのポイントを5つ紹介
キッチンリフォームで、まず初めに考えること。
それは、「どんな形のキッチンにするか?」だと思います。
ここが決まらないと、配置によっては使えないものが出てきてしまいますよね。
まずは、キッチンがどのような型があるのか簡単に説明していきましょう。
ポイント① キッチン本体の6つの型について
キッチンには主に6種類の型があります。
引用:コスモスイニシア
【キッチンの型 その1:I型(壁付け)】
I型のキッチンはシンプルでコンパクトな配置です。
少し前の日本でよく見かけるタイプのキッチンでした。
冷蔵庫・シンク・コンロが一直線に配置されているので、流れるような動作に適しています。
【キッチンの型 その2:Ⅱ型(セパレート型)】
Ⅱ型はコンロとシンクが別々になっていることから、セパレート型といわれます。
横幅が狭いキッチンでも作業スペースが広く取れることがメリットです。
【キッチンの型 その3:L型】
L型は、冷蔵庫・シンク・コンロ・作業スペースがL型に並ぶことが特徴です。
幅広く作業スペースが取れるので、複数で作業してもぶつかる心配がありません。
間取りによっては、対面式キッチンにすることも可能です。
ただし、広いスペースを確保しなければならないので、全体の間取りと相談してから検討しましょう。
【キッチンの型 その4:U型】
U型は、冷蔵庫・シンク・コンロ・作業台がUの字に配置されるのが特徴です。
作業動線が短く、作業スペースが広く確保できるので、複数で料理するのに適しています。
ただし、L型のキッチンと一緒で広いスペースが必要なので、全体の間取りと相談する必要があります。
【キッチンの型 その5:アイランド型】
アイランド型は、壁から独立したキッチンで、近年人気のキッチンです。
回遊性があり、ぐるっとキッチン周りを1周することができます。
調理をしながら、会話やホームパーティーを楽しみたい方に好まれる間取りです。
こちらのデメリットは、調理スペースに壁がないので、油はねや水はねが気になるところ。
自分の調理スタイルを考えてから、検討すると良いでしょう。
【キッチンの型 その6:ペニンシュラ型】
ペニンシュラ型とは、アイランドキッチンの片方が壁とつながったデザインのことです。
最近この型のキッチンも多くみられます。
こちらのキッチンも対面しているので、会話しながら調理したい方におすすめ。
ただし、アイランド型キッチンと同様に油はねや水はねが気になるところです。
しかし、コンロ側を壁にしたり、カウンターを高めに設定することで、水はねを防止できます。
キッチンの片方が壁とつながっているため、使い勝手も大きく変わります。
このようにキッチン本体によって、使い勝手に差が生じてくるので、よく検討しておきましょう。
ポイント② コーディネートはカラー選びにもこだわる!
キッチンのデザインが決まったら、次は色選びですね。
実際、システムキッチンで良く選ばれる一番人気の色は「白」!
次いでナチュラルな雰囲気の木目調も人気です。
「白」は、清潔感のある色なので、キッチンに選ぶ人が多いとのこと。
また、どんな色の家電製品とも合わせやすいことが挙げられます。
木目調が人気な理由はやはり、「ナチュラル」な雰囲気を出せるためです。
近年は、木目調の合わせやすさから無垢材のフローリングを使用している人が多いです。
木目の風合いが、温かみのあるキッチンを演出してくれます。
その他、パステル系のピンクや、オレンジ、グリーンなどを組み合わせると、明るいキッチンの印象に。
かわいらしい印象になるので、女性に人気です。
反対に、クールな印象のキッチンを目指す方は、黒やブラウンなど濃い色を取り入れると良いでしょう。
一気に落ち着いた大人の雰囲気を出すことができますね。
ポイント③ キッチンの素材選びを大切に
カラーのイメージを決めたら、今度はキッチンに使用する素材を選んでみましょう。
毎日使うキッチンなので、お手入れがしやすい、汚れが付きにくいものを選びたいですよね。
素材選びをするにあたって、「シンク」と「ワークトップ」が自分で選べる箇所です。
カラーの次に、キッチンの印象を左右する部分だと思います。
ワークトップとは天板とカウンターのことです。
次は、シンクとワークトップの主な素材を見ていきましょう。
【シンクの素材について】
シンクには、これらの素材を使うことができます。
- ステンレス
- 人工大理石
- 人造大理石
- ホーロー
それぞれの特徴を見ていきましょう。
●ステンレス
引用:TOTO
昔からのキッチンに多く使われている素材。
お手入れしやすく耐久性や、耐熱性に優れています。
価格も比較的安価で購入しやすいです。
しかし、水あかでステンレスの光沢がなくなりやすい点と、缶など放置するともらいさびができる可能性があります。
また、ステンレス自体の雰囲気を変えること、キッチン全体のイメージと合わせるのが難しいことも。
●人工大理石
引用:TOTO
大理石のように見えますが、ポリエステル樹脂やアクリル樹脂を主成分として作られています。
色やデザインが豊富で、近年多くの方が選ぶ傾向にあり、人気の商品です。
天板とシンクのつなぎ目をなくすことができます。
しかし、キズが付きやすいことと、黄ばみやすいこと、強い衝撃が加わると割れる可能性があることが難点。
また、もらいさびや、磨くと白く変色する可能性もあります。
そして、素材が樹脂なので、火事の危険性もあることを知っておいた方が良いです。
●人造大理石
人造大理石製とは、天然の大理石などを砕いて加工して固めた素材のことをいいます。
天然の大理石より安価で購入することができ、高級感を味わえるので、おすすめです。
しかし耐熱性はあまりなく、酸やアルカリに弱いという特徴があります。
そして汚れは落ちにくいので、注意が必要。
しっかりとお手入れが自分でできるかがポイントです。
●ホーロー
ホーロー製は、鉄やアルミとガラスを組み合わせた素材のこと。
耐久性や耐熱性に優れているのが特徴です。
お手入れも簡単で、値段も比較的安価なので扱いやすい商品なのでおすすめ。
デメリットは、表面が欠けたり割れてしまうと下の金属部分がさびてしまう点です。
【ワークトップ(天板・カウンター)の素材について】
ワークトップには、これらの素材を使うことができます。
- ステンレス
- 人工(人造)大理石
- クォーツストーン
- タイル
- 天然石
- メラミン
- セラミック
それぞれの特徴を見ていきましょう。
●ステンレス
シンクの部分でもお伝えしましたが、耐久性と耐熱性に優れ、お手入れしやすい素材です。
価格も安価で購入しやすい点は魅力的ですが、ワークトップに使用するとステンレス一面に…。
イメージとしては、昔ながらのキッチンや学校の調理室のような見た目になります。
●人工(人造)大理石
引用:LIXIL
カラーやインテリア性を重視するなら、人工(人造)大理石がおすすめ。
耐水性や耐久性に優れています。
しかし、熱には弱いので注意が必要です。
また、ポリエステル系の樹脂素材だと、紫外線により黄色く変色してしまうこともあります。
選ぶ際には、業者とよく話し合って検討した方が無難です。
●クォーツストーン
引用:タカラスタンダード
別名エンジニアストーンと呼ばれる素材です。
人造大理石の一種で、細かく粉状にした水晶を樹脂で固めて作られています。
水晶の比率が93%以上だと、クォーツストーンと呼ばれ、高級感を演出できます。
硬度が高く傷がつきにくい素材で、耐久性や衛生面に優れています。
デメリットは、人造大理石より成形の自由度が少なく、重さもあること。
そして、値段が高いことが挙げられます。
●タイル
タイル素材は、海外のキッチンをイメージしたい人におすすめです。
一時期日本でも流行した素材です。
タイルの色によってイメージを変化できるので、がらっと印象が違うキッチンが作れますね。
耐水性、耐熱性に関しては問題ないのですが、時間の経過により目地の黒ずみが目立つことが難点。
さらに、1枚1枚タイルを貼り合わせていくので、施工作業に時間がかかってしまいます。
●天然石
天然石素材は、世界に一つだけのキッチンにこだわりたい方におすすめ。
人工では出せない独特の味わいを演出できます。
使用される石は御影(みかげ)石が多いとのこと。
御影石は、主に輸入品が多く、重さもあり運搬費や施工費もかかるので高額になります。
予算内に収まるかどうか、よく相談してから、検討するのが望ましいでしょう。
●メラニン
引用:イエナカ手帖
値段が安くインテリア性のあるメラニン素材。
メラニン化粧版を、合板などの上から熱で接着していく方法で施工します。
デザインは豊富で、木目調もあります。
継ぎ目なく施工し、防水性に優れているのでお手入れもらくちんです。
個性的な自分好みのキッチンに仕上がるでしょう。
ただし、国内メーカーのメラミン素材は熱に弱いので、熱い鍋など直置きをしないよう注意。
ヨーロッパ製の上質なメラミン素材は、耐熱性にも優れているので、チェックしておきましょう。
●セラミック
引用:OLIVERリフォーム
焼き物が特徴のセラミック。
熱に強く、熱い鍋を直置きしても変色や変質の心配がありません。
表面は硬く、金属でこすっても傷がつきにくいとのこと。
調味料や薬品をこぼしても染み込みにくいので安心して調理ができますね。
このように、キッチン一つでも様々な素材があることが分かりました。
自分のイメージに合った素材は見つかりましたか?
周りのリビングやダイニングの雰囲気と合わせて検討していきましょう。
ポイント④ コーディネートには照明選びにもこだわりを!
キッチンのコーディネートでは、ライト選びも実は重要なんです。
ライトひとつで、キッチンの印象が変わってきますよね。
種類によってどのような印象になるのか、詳しく見ていきましょう。
●シーリングライト
引用:楽天市場
シーリングライトは、全体的に光が届く細長いタイプを設置するのが一般的。
天井をすっきりした印象にしたい方におすすめです。
●ダウンライト
引用:Pinterst
ダウンライトは、埋め込み型タイプのことを指します。
必要な個数に合わせてライトを設置。
手元を明るくしたい方や、はじの方まで照らしたいときに使用されることが多いライトです。
●ペンダントライト
ペンダントライトタイプは、目元まで釣り下がるデザイン性のあるライトです。
ペンダントライト1つで、おしゃれなキッチンに。
しかし、器具の設置場所や高さに注意しないと、作業中にぶつかる危険があります。
作業の妨げにならないように、目線より少し高い位置に設置することが良いでしょう。
●スポットライト
引用:てるくにでんき
スポットライトは、角度を調節できるので、必要な場所に照らすことができます。
そして、スタイリッシュな印象を与えてくれるデザインのライトです。
●ブラケットライト
引用:SUVACO
手元を照らすタイプのライトです。
奥行きを感じるデザインで、おしゃれなバーのような雰囲気に。
こちらは、吊戸棚を設置しないキッチンだと使用できます。
●間接照明
引用:マルモホーム
関節照明を使用することにより、ぐっとおしゃれな空間になりますよね。
明るさを抑えるとシックな空間に。
食後のまったり感を楽しみたい時などに活躍しそうです。
自分のイメージする空間には、どの照明器具が合うか選ぶのも楽しみです!
ポイント⑤ キッチンリフォームは目隠し対策・収納スペースも重要
いろいろな部分に注目してみてきましたが、キッチンスペースではどうしても物が増えがち。
素敵なコーディネートを計画しても、収納部分が足りなくなっては本末転倒ですよね。
キッチンスペースでは「見せる収納」にするか、「隠す収納」にするかによって、ぐっと印象が違ってきます。
例えばキッチン周辺には、小物や水切りかご、頻繁に使うコップ類などありますよね。
その小物たちは、見せてもいいスペースの物かどうかを決めていきましょう。
もし、隠したい部分が見つかったら、収納棚や目隠しカーテンなど設置するか検討する必要があります。
シンクやワークトップ、または部屋の雰囲気に合わせて収納スペースの色や幅なども見ていきましょう。
スタイル別・キッチンリフォームの実例を紹介!
さて、コーディネートのポイントを押さえたところで、スタイル別・キッチンリフォームの実例を見ていきましょう。
北欧風
引用:LIXIL
こちらはアイランド型を使用。
薄いブルーの配色で、とても落ち着いた雰囲気で、おしゃれなキッチンです。
ナチュラル系
引用:今井建設
全体が木のぬくもりに包まれたようなキッチン。
とてもナチュラルで、木目デザインをふんだんに味わいたい方におすすめです。
スタイリッシュ系
引用:ニトリ
黒を基調としたキッチン。
こちらは、黒は黒でも炭のような色合いのデザインですね。
一味違ったキッチンを目指したい方におすすめ。
カフェ風
引用:キナリノ
どこかのカフェに来たような雰囲気のキッチン。
カウンターから、おいしいコーヒーが出てきそうですね。
おうちカフェを楽しみたい方におすすめ。
様々なスタイルのキッチンがありましたが、どちらも素敵なスタイルのキッチンですね。
次は、カラー別でもまとめてみました。
カラー別・キッチンリフォームの実例を紹介!
カラーによっても、雰囲気が全く変わってきます。
色別に紹介しますので、参考にしてみてくださいね。
●白・ホワイト
引用:Pinterest
一番人気で、定番の「白」!
とてもすっきりとした印象になります。
清潔感・整ったキッチンを目指したい方におすすめです。
●黒・ブラック
引用:Pinterst
こちらの黒は、キッチンスペースだけでなく、壁紙や床も黒っぽいものに統一されています。
おしゃれでスタイリッシュ、個性的なキッチンにしたい方におすすめ。
●赤・レッド
引用:イエタテ
こちらのお宅は、キッチン部分を赤に統一。
赤といっても、少しボルドーっぽいような雰囲気があるので、大人の女性が好む落ち着いた印象に。
和の雰囲気とも相まっていて、和洋折衷の雰囲気があります。
●黄色
引用:feve casa
黄色のキッチンって、周りの部屋との組み合わせ方に難しさを感じます。
しかし、こちらのキッチンは、うまく周りの床や壁と合っているので、黄色がよりおしゃれに見えますね。
●オレンジ
引用:ハクブン建設株式会社
オレンジのキッチンって、あまり見たことがない印象がありましたが、発見!
ビタミンカラーで、朝から元気が湧いてきそうなキッチンです。
●青・ブルー
引用:イエタテ
濃い目のブルーをカウンター下に配色。
黒より重い印象になりすぎず、カフェやバーのような素敵な雰囲気のキッチンです。
●緑・グリーン
引用:Room Clip
濃い目のグリーンを配色。
このお宅は、60年代風のような雰囲気を出しながら、カラフルポップなイメージにまとめていますね!
●グレー
引用:Pinterest
濃い目のグレーのキッチンのお宅。
濃いグレーにしたことにより、おしゃれな空間に。
スタイリッシュなキッチンにしたい方におすすめです。
●茶色(木目調)
引用:houzz
シンクからダイニングテーブルまで木目調の一体化したデザイン。
天井も木を1つ1つ隙間を持たせて張り合わせていて、とことん木目にこだわったキッチンです。
やはり、色によってキッチンのイメージ、そして部屋全体の雰囲気も変わってきますね!
自分のイメージを大切にして、その上で素材選びや照明、シンク周りを決定していきましょう。
「キッチンリフォーム!コーディネートのコツは?詳しく解説します!」まとめ
キッチン1つでも、配置や色、素材によって部屋全体のイメージがガラッと変わります。
そして、毎日の料理を作る場所なので、使っていて気分が上がるような空間にしていきたいですよね。
配置や素材によっては、最初の希望通りのキッチンを目指すことは難しいかもしれません。
自分のイメージのキッチンが予算内に収まるか?
そして、毎日のお手入れで、清潔なキッチンを保てるかどうかが重要ポイントです。
妥協しても良い部分とこだわりたい部分をどこにするか、よく考えて検討するのがコツだと思います。
最終決定するまで悩むかもしませんが、それも楽しみの1つですね!
キッチンコーディネートに悩んでいる方の参考になればと思います。
素敵なキッチンになりますように!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。