こんにちは。いずみです!
先日、友人とランチしたときに出た話題。
友人の離れて暮らす母がお湯を沸かしている最中に、宅配の荷物が届いて、受け取りと開封をして・・・としている間もコンロはそのまま。
ヤカンのお湯が蒸発してモクモクと湯気を出しててあわててしまったという事件の話。
うっかり別の用事に気をとられて、キッチンでの作業を忘れてしまうことがありませんか?
お年寄りの一人暮らしならばなおさら心配ですよね。
高齢になっても、料理が好きでキッチンに立てる間は料理を作ってほしい。
だけど離れて住んでいたら、何かあった時のことを考えると心配してしまうのが娘や息子が思う家族の現状です。
そこで、ガスコンロと電気コンロの違いからキッチンコンロの種類や機能性を調べてみました。
キッチンリフォーム お年寄りに使いやすいIHクッキングヒーター
現在のキッチンリフォームを考えたとき最初に浮かぶのが、お年寄りにも扱いやすいIHクッキングヒーターではないでしょうか?
電気の力で料理をするので、炎が見えません。
IHの意味は電磁誘導加熱(induction heating)と呼ばれ、金属の磁力線に流した電流がお鍋などの調理器具を発熱させる仕組みになっています。
使い始めは火力や火加減という言葉からも、炎が見えないと料理している実感がわかないと感じるかもしれません。
しかし、火を使わないので火災の心配がほとんどない!
火の元注意の不安が解消されるのは、お年寄りと離れて暮らす家族の安心ポイントです。
IH専用の調理器具をそろえなければいけませんが、現在はオールメタル対応のIHクッキングヒーターも販売されています。
安全機能で鍋探知機能があり、使えない鍋を自動で判別してくれます。
お年寄りにとっても、いざ使おうと思い鍋を間違えしまっても教えてくれるので安心です。
切り忘れ自動オフ機能は各メーカー違いがありますが、30分から60分以上操作しないと自動で電源が切れます。
卓上のIHクッキングヒーターも種類が豊富で、お年寄りにありがたい音声ガイド付きで説明してくれるものがあります。
引用:アイリスオーヤマ
ガスコンロからIHクッキングヒーターへのリフォーム工事になると、ビルトインタイプ(キッチンに埋め込み型)になります。
そして基本工事。配線・設置・ガスの閉栓などがあげられます。
お年寄りに合わせた仕様など経験豊富なプロの業者から見積もりを取り、相談してみましょう。
キッチンリフォームの注意点を詳しく書いた記事はこちら。
お年寄りに親しみやすいガスコンロ
多くのお年寄りが使い慣れているガスコンロ。
「今さらハイテクな電気製品を覚える余裕なんてないわよ…」という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
お年寄りにとって、新しいものを受け入れるのはなかなかに時間がかかります。
慣れ親しんだものに安心感を得て生活していきたいのも事実です。
年を経るごとに以前よりも高機能なガスコンロも多数販売しています。
2008年(平成20年)4月以降に製造されているガスコンロにはSIセンサーという機能がついています。
国が定めた安全基準をクリアしたコンロに装備が義務付けられています。
- 調理油加熱防止装置
- 立ち消え安全装置
- コンロ・グリル消し忘れ消火機能
- 早切れ防止機能
- 自動炊飯機能
- 油温度調整機能
SIセンサーコンロのおかげで、火災事故件数は減っています。
現在使用しているガスコンロの製造年数を確認して、SIセンサーコンロに買い替えることで安心感が増すでしょう。
自分で据え付けることも可能ですが、都市ガス用、プロパンガス用でコンロの種類も違うので、心配な場合はプロの業者に相談して見積もりを出してもらいましょう。
キッチンリフォーム まとめ
キッチンに立つお年寄りの安全性を考えると、火を使わない調理のほうが家族は安心でしょう。
IHクッキングヒーターは、専用の調理器具が必要です。
しかし鍋探知機能が付いていたり、音声で使用手順を教えてくれたりとお年寄りにありがたい機能がついているものがあります。
全てボタンで操作するので、ガスコンロで火加減や火力調整をしてきたお年寄りにとっては物足りない感もあると思います。
安全機能SIセンサー付きのガスコンロなら、安全機能も備えながら本来の火加減や火力調整をしながらの料理も楽しめます。
鍋やフライパンの調理器具を限定することもないので、リフォームしてもガスコンロならそのまま継続して使用することができます。
今まで使い慣れてきたガスコンロからIHクッキングヒーターに変わることへの興味や好奇心が先行してくれるのであれば全く問題ありません。
でもガスコンロへの愛着が捨てられないなら、安全機能の充実しているものに変えればいいのです。
新しいことを覚えるという心配と不安に負けてしまったらキッチンから遠のく可能性も出てきます。
お年寄りへの心配はあらゆる場面で増えていくことにはなると思います。
本人の意見も尊重して好きな料理が続けて行ける環境を継続させてあげるのも大切なことです。
そのためにも、機能性が進化した商品を探して安全に生活できるようリフォームすることが立派な親孝行になるのではないでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。